人々の心を和ませる丁寧で繊細な味わいの和菓子「栄泉堂 岡松」

人々の心を和ませる丁寧で繊細な味わいの和菓子「栄泉堂 岡松」

 

 

松戸は、江戸時代に江戸と水戸を結ぶ水戸街道の3つ目の宿場「松戸宿」として栄えていました。現在は都市開発が進みマンションなどの建物が増えてきましたが、水戸街道沿いには今でも古くからの面影を残す建物が並んでいます。

 

和菓子屋「栄泉堂 岡松」もその一つ。時代の流れに流されることなく、古き良き形を残した趣ある雰囲気をまとい、静かに佇んでいます。
地元では有名な和菓子屋さんの「栄泉堂 岡松」。優しい笑顔が印象的な女将 松戸三千代さんに、「栄泉堂 岡松」が知られるようになった理由やおすすめの和菓子などをお伺いしました。

 

 

創業当時そのままに。木の温もりが残る老舗和菓子店

 

ーーとても趣のある建物ですね。いつ頃からお店を始められたのですか?

 

創業は大正3年になります。なので、創業して105年になりますね。今は私ではなく、私の息子の代で4代目なのです。
建物は少し修繕しておりますが、ほぼ創業当時のまま残しています

 

▶ 老舗独特の空気感を感じられる店内。創業から激動の時代を歩んできたことを物語ります。

 

きめ細かな職人の手仕事が美しい、自慢の練り切り

 

ーー皇后様もお召し上がりになられた和菓子について教えてください。

 

それは、「牡丹」と呼ばれる練り切りです。
この練り切りは美智子皇后妃殿下が松戸戸定邸に行啓されましたときに召し上がられた練り切りなのです。
当時、市役所の方から皇后様がお見えになるということでお茶菓子を依頼されて作りました。皇后様もお召し上がりになったということで、今ではお持たせに人気の商品となっております。

 

▶ 上品なピンク色の牡丹の中は落ち着いた甘さのこしあん。繊細で丁寧に作られた練り切りは食べるのがもったいないくらいです。

 

上品さとユーモア溢れる和菓子の数々

 

ーー人気の商品を教えてください。

 

一番のおすすめは「練り切り」です。季節ごとに変わるデザインを楽しんでいただいております。12月は「里芋」や「サンタクロース」「ゆず」などがありました。

 
松戸市のすぐやる課と掛け合わせた「すぐやる菓」なども人気です。

 

▶ 実際に里芋を使用している「里芋」はねっとりとした甘味が特徴的。シナモンで皮の模様があしらわれています。

▶︎ 「ゆず」はゆずの皮が摺り込んであるので、芳醇な香りと味が口いっぱいに広がります。食べると心が落ち着き、優しい気持ちになれる練り切りです。

 

 

見ているだけでうっとりする、食べるのがとてももったいないほどの「栄泉堂 岡松」の練り切り。きめの細かい模様や丁寧な色使いはまさに職人技。一つ一つが手作りのため、お持たせにするととても喜ばれそうですね。
「栄泉堂 岡松」が、老舗の和菓子店ながらふと立ち寄りたくなるような親しみを感じられるお店なのは、女将さんの優しい笑顔と遊び心が少し入った和菓子のおかげなのかもしれませんね。
一口いただくとほっとする、「栄泉堂 岡松」の和菓子たち。いただいた時のこの安らぐ気持ちが、「栄泉堂 岡松」が時代を超えて多くの方々に愛されてきた理由の一つなのだなと感じました。

 

 

▶栄泉堂 岡松
住所:〒271-0092 千葉県松戸市松戸1809
最寄駅: 松戸駅西口 徒歩7分
営業時間:9:00~19:00
定休日:火曜日
TEL:047-362-2535